浴槽の底についている排水栓。湯船に浸かる習慣があるご家庭は毎日使っている事もあるかと思います。
このご家庭は浴槽の縁に排水栓のボタンがあるタイプです。ボタンを押す事により浴槽の底の排水栓を上げ下げ出来ます。近年はこのタイプの排水栓が多いのではないでしょうか。
長年使用していると経年劣化でそのポップアップ排水栓が不具合を起こしボタン部分が引っかかったり、硬くなったりします。そうなると浴槽にお湯が溜められず不便です。
この記事ではポップアップ排水栓に不備が発生した場合の対処方法についてお伝えします。
浴槽排水栓ボタン引っかかり状況
浴槽の縁の排水栓のボタンを押すと引っかかって戻ってこない事があると問い合わせがありました。その状況では排水栓が上がった状態となり水が溜まらず困っているとの事でした。
現地確認するとボタンを押し下げるとなかなか戻って来ませんでした。
ボタンの蓋を外すと写真の様な状況です。中央のピンをペンチでグリグリしながら引っ張ると上がりました。水垢や髪の毛などゴミ詰まりがあったので清掃しましたが改善しません。
浴槽排水栓ボタン引っかかり原因
浴槽排水栓ボタンが引っかかる原因は内部ワイヤーの劣化と思われます。
浴槽のエプロンを外すと浴槽底と排水栓ボタンまでワイヤーで繋がっています。何度も駆動する部分なので経年劣化で動きがおかしくなります。
浴槽排水栓ボタン引っかかり対処方法
キリなど先の尖ったもので排水栓ボタンを外し内部を清掃後、シリコンスプレーしても改善しない場合はポップアップ排水栓を一式交換になります。
ボタン部品やワイヤーなどがセットになったものがホームセンター等でも売っています。少し難易度は高いですが浴槽の型式を調べて部品さえ揃えば自分で修理できます。自分で修理する場合は6000円から13000円程でしょうか。
排水栓ボタンの裏側です。浴槽エプロンを外したら見えます。ネジ式なので手でグリグリすると外れます。
簡単に言うと、浴槽縁の排水栓ボタンと浴槽の底の排水栓を分解して部品を取り変えれば修理できます。
もちろんメーカーや水回り修理業者に依頼して修理出来ます。その場合の費用は15000円から30000円程でしょうか。業者によります。
浴槽排水栓ボタンが壊れた場合は予算と手間を考慮してご自身にあった方法をお試し下さい。
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