踏石化粧モルタルヒビ割れの原因とモルタル塗り直し補修の様子。

住宅の縁側にある踏石。他にも小上がり石や沓脱石などと様々呼ばれます。掃き出し窓などのサッシから外に出入りする時に踏み台となり便利なものです。

この記事では写真の様な踏石の表面にヒビが入っている場合の塗り直し補修についてお伝えします。

踏石表面ヒビ割れの様子

戸建てにお住まいのお客様より踏石にヒビ割れが発生しているとお問い合わせがありました。現地確認すると、写真のようにヒビ割れがありました。ちょっと分かりにくいですが、踏石全体に薄らと亀の甲羅の様なひび割れが発生していました。

踏石ヒビ割れ原因

この踏石はコンクリートの土台の表面に薄い化粧モルタルで仕上げています。その化粧モルタルが乾燥収縮でヒビ割れしてしまったものだと思われます。

モルタルやコンクリートは温度変化によってヒビ割れしてしまうものなので仕方のない場合が多いです。

この住宅は引渡してから半年ほどで、施工は夏場でした。モルタルは特に夏場の高い気温や日差しで急激に乾いてしまうとヒビ割れが発生しやすいです。おそらくその影響かと思います。

夏場のモルタルやコンクリート施工時は時間を夕方にしたり、水をかけたり、日陰を作ったりで急激に乾かない様にするとヒビ割れの可能性は下がります。

しかし、タイトなスケジュールで次々と現場をこなす場合が多い為、そんな対策も難しいのが現状だと思います。

化粧モルタルのヒビ割れは構造的には異常はありませんが見栄えが悪いですね。放置するとヒビ割れが進み表面が剥がれたりする可能性があります。早めに改善したいものです。

踏石ヒビ割れ塗り直し

踏石ヒビ割れの改善として、塗り直し補修を行いました。

化粧モルタルの密着を良くする為、接着剤を塗布します。

化粧モルタルを塗っていきます。

今回使用した薄塗補修仕上げ材(2〜10mm)です。

コテで均一に塗っていきます。

角は専用のコテで仕上げます。

こちらの出隅押さえコテを使用しました。

全て塗り終え完了です。

あとは乾くまで1日ほど放置します。乾燥したら元の白い色に戻ります。

以上が踏石ヒビ割れ塗り直し補修の様子でした。

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