この記事では、雨樋のコーナーのジョイント部分の隙間から雨垂れが発生する原因と対処方法をザックリお伝えします。
結論としまして、雨垂れの原因は接着不良及びボンド劣化です。
対処方法は再度接着かコーキング等で隙間を埋める、です。
雨樋とは
雨樋は屋根から流れてくる雨水を受けとって、雨水桝や雨水配管等に誘導する設備になります。
そして、雨水桝から雨水を地中に浸透させたり、雨水配管で雨水を敷地外に流したりします。
雨樋には軒樋(屋根に水平に設置するコの字型の樋)や竪樋(垂直方向に設置される丸っこい樋)、ジョウゴ(軒樋で受けた雨水を竪樋に流すジョイント部材)など様々な部材があります。
雨樋が無ければ屋根の水がお庭にポタポタ落ち、その跳ね返りで建物が傷んでしまう事になります。
さらに、雨水の落下点に室外機や鉄板などがあると凄い音が発生する事があります。その音で眠れないなど、生活に支障をきたす事もあるため、あまり意識する事は無いですが、雨樋は意外と重要な物です。
雨垂れの状況確認
今回は上の写真の左手のコーナーのジョイント部分からポタポタと雨水が落ちて来る状況でした。
脚立を使い雨樋を上から見たのが、下の写真です。
茶色くなっているのがボンドを使用している箇所です。透明のボンドを多めに塗布したのでしょうか?そのボンドに錆が付着し茶色くなっていると思われます。
黒いのは土や砂、苔等が固まった汚れですね。これを取り除くとボンドが切れて隙間になっている箇所がありました。
その隙間から雨水が垂れて来たと思われます。
雨垂れ箇所が黒く汚れています。雨水と先程の汚れが混ざり泥水となって隙間から漏れた事により雨樋表面が黒くなったと思われます。
雨垂れの原因
雨垂れの原因はボンドが経年で劣化や破損したかボンド接着不備かどちらかになると思われます。
新築でこのような雨垂れが発生した場合は施工不備の可能性が高いため、再度接着かコーキング処置してもらいましょう。
年数が経過していると台風の影響などでボンドが劣化、破損している可能性があるため、保証対象外となるケースが多いです。
雨垂れ対処方法
雨垂れの対処方法はコーキングで隙間を塞ぐのが手っ取り早いです。
見栄えは気にしなくて良いので、漏れにくいよう、多めにジョイントにコーキングを処置しました。
隙間付近にコーキングを打ち、指などで隙間に押し込むように押さえて下さい。
コーキングが隙間に入り込みゴム状に固まる事で雨垂れを防ぎます。一日もすれば固まります。雨天を避けて処置しましょう。
最後に
今回のような雨樋から雨垂れが発生した場合、低い所で有ればコーキング等で自身で補修出来る事もあります。
自身でやりたい方はご参考下さい。
高い所など、築浅の建物の場合はハウスメーカー等に相談しましょう。
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