戸建て住宅などの地中から出て基礎に入って行っている給水配管。
給水配管を保護する為の保護カバーが割れて内部のスポンジが露出してしまった場合の対処法として、保護カバー取替についてザックリお伝えします。
その他、保護カバーとはどういう物で何が原因なのか、放っておいても大丈夫なのか、その辺についても触れていきます。
給水配管保護カバー割れの原因と対処法
写真の様に保護カバーエルボー部分が割れていました。
原因は太陽光(紫外線)を浴びて劣化、若しくは外的圧力、またはその両方と思われます。
対処方法としては保護カバー取替。応急処置としてはテープ巻きです。
給水配管保護カバーとは
建物周りに設置されている灰色の配管。戸建て住宅やマンションなどの基礎によく見かけます。
これは給水配管や排水配管などで、家庭で水を使う際に無くてはならない物です。
最近の住宅では給排水配管は通称”塩ビ管”と言う素材の物が設置されている事が多いです。他にも様々な種類の配管があります。
今回のお宅は給水配管に耐衝撃性硬質ポリ塩化ビニル管。通称”塩ビ管”が使用されていました。配管口径は13ミリです。
給水配管は目に見える所では基礎周りに多いですが、殆どは地中に埋まっていたり、床下に敷設されていたりであまりお目にかかりません。
見た目も良くないですし、破損の危険がありますから当然ですね。
給水配管は常時水の圧がかかっているので破損してしまうと水が吹き出してしまい大変です。
例えが怖いですが人間の身体の血管みたいなものです。
給水配管が外に露出していると破損するリスクが大きい為、給水配管に保護カバーを巻いてあります。
保護カバーは文字通り、給水配管を外部からの衝撃(破損)や紫外線、熱、湿気などから保護します。
その保護カバーが割れてしまったらそれだけ給水配管が破損しやすくなる為、早めに対処しましょう。
保護カバー取替方法
◉準備するもの
保護カバー、ライトグレーのコーキング、グレーのテープ、カッター、濡れティシュなど。
保護カバーは給水配管のサイズに合った物を選びます。家庭用では内径13ミリから20ミリが一般的です。ホームセンター等で手に入ります。
コーキングも屋外用の物をホームセンター等で揃えましょう。コーキングガンもセットで揃えておいた方がやり易いです。
テープは地中の保護カバーとのジョイントに巻きます。
◉取替手順
①既存保護カバーを撤去
カッターで基礎取り合いコーキングやテープをカットし保護カバーを外しましょう。
②新しい保護カバー設置
③テープ巻き
既存の保護カバーとの接続部にテープを巻き付けて固定しましょう。
④コーキング
基礎取り合いにコーキングをしましょう。
以上で完了です。
最後に
材料を揃える必要はありますが、保護カバーの取替はご自身でも簡単に出来ると思います。
自分でやった場合、総額で1500円位でしょうか。
業者やハウスメーカーに頼むと費用が高額となりますので、良かったら参考にしてみて下さい。
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