結論
土間コンの錆の原因は主に土間コンに含まれる骨材の成分が雨などの水と反応することによる。
対策は、水とワイヤーブラシやヤスリで清掃。落ちなければサンポールなどを使用し清掃。再発防止としては、骨材を除去し、モルタル補修(補修跡は目立ちます)
この記事では、土間コン表面に錆が発生する原因と対処方法及び再発防止策をお伝えします。
目次
- 土間コン錆の状況確認
- 土間コン錆の原因
- 土間コン錆の対処方法と再発防止
1.土間コン錆の状況確認
戸建てにお住まいのお客様から土間コン表面から錆が出てるとお問い合わせがございました。
確認すると土間コン一部から錆が出ていました。水とワイヤーブラシで清掃し、周りは綺麗になりましたが、錆の発生源と思われる箇所は錆を完全に除却する事ができなかったです。サンポールなどの洗剤を使うと除却出来たと思います。
2.土間コン錆の原因
上の写真の状況だと、土間コンに含まれる骨材からの錆の出の可能性が高いです。
土間コンクリートはセメントと砂利などの骨材と水を混ぜ合わせたものです。
その骨材には鉄鉱石など色々な種類がありますが、水に触れて反応し、錆が発生する素材のものもあります。黄鉄鉱などが錆を発生させる要因になるそうです。
3.土間コン錆の対処方法と再発防止
こうした錆が発生してしまったらどうしたらいいのでしょうか。
まずは水とワイヤーブラシやヤスリなどで清掃しましょう。年数経過したこびり付いた錆でなければある程度は落ちると思います。綺麗にならない場合はサンポールなどの酸性洗剤を使いましょう。
それで錆は落ちると思いますが、綺麗に清掃できても、再発防止していないので、時間経過で再び錆が発生してしまいます。
発生源である骨材を取り除き、モルタル補修すれば再発防止にはなります。
錆発生箇所にインテリアバールなど硬いものを当ててハンマーで叩きながら土間コンをハツって発生源を取り除きましょう。
その後、モルタルでハツった箇所を補修します。
モルタルは少量しか使わないのでホームセンターでお手軽な物を買いましょう。色々な種類のものがあります。水を加えて混ぜるだけのインスタントセメントなどでいいと思います。
インスタントセメントをタッパなどに適量とり、水を少しずつ加えながら混ぜます。硬めのソフトクリームくらいの感触になったらオーケーです。補修箇所に塗り込み、ハケなど平べったい物で平に均しましょう。
注意点ですが、モルタル補修した箇所は色が変わってしまいます。範囲が大きければひび割れの可能性も高くなります。これはわたしの感想ですが、色味については気にしなければそこまで目立ちませんが、遠目から見ても補修した跡だなぁと分かるような感じにはなります。
最後に
錆が発生する度に清掃するのか、モルタル補修で再発防止するのか、どちらも一長一短あります。どちらを選択するのかはあなた次第になります。
ご自身にあったやり方でやってみてください。
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